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【財務三表】「キャッシュフロー計算書」の見方と解説。現金の流れがわかる

専門用語説明

「財務三表」とは「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」の3つのことです。
このページでは「キャッシュフロー計算書」について解説します。
「キャッシュフロー」とは「現金の流れ」のことです。
「キャッシュフロー計算書」で現金が増えたのかが分かります。

「貸借対照表」と「損益計算書」については、下記リンクをご確認下さい。

「キャッシュフロー計算書」の見方

・「期首」とは?
今期の始まりのことです。
図は、今期の始めのお金を表しています。

・「期末」とは?
今期の終わりのことです。
図は、今期の終わりのお金を表しています。

・「営業キャッシュフロー(営業CF)」とは?
本業で稼いだお金です。
図は、売上ではなく、現金で入って来た手元にあるお金を表します。

・「投資キャッシュフロー(投資CF)」とは?
投資CFは、工場を新設するなど、事業拡大のために使ったお金です。
投資CFがマイナスの場合は、事業投資ですが、
投資CFがプラスの場合は、事業を売ってお金を得たということになります。

・「財務キャッシュフロー(財務CF)」とは?
借金のことです。
財務CFがプラスの場合は、借金をしたということ。
財務CFがマイナスの場合は、借金を返したということです。

「キャッシュフロー計算書」には「健全型」「積極型」「改善型」「衰退型」「勝負型」「救済型」と6つの型があります。

健全型

「健全型」は、営業CF(本業)で稼いで、投資CFで投資をして、財務CFで借金を返しているので、とても健全な形です。

積極型

「積極型」は、投資CF(投資)が多く、財務CF(借金)も多くしています。
しかし、営業CF(本業)で儲けています。
つまり好調だが、次に向けての投資も積極的に行っているということです。

改善型

「改善型」は投資CFがプラスなので事業を売り、財務CFがマイナスなので借金返済をしています。
財務を改善しようとしている形です。

衰退型

「衰退型」は、営業CF(本業)で稼げない。
投資CFがプラスで事業を売っている。
財務CFがマイナスで借金返済に充てている。
という会社の衰退がわかる形です。

勝負型

「勝負型」は、ベンチャー企業に多いです。
始めたばかりで、まだ営業CF(本業)が赤字で、資金調達に力を入れている形です。

救済型

「救済型」は一番まずい形です。
営業CF(本業)で稼げず、投資CFで事業を売り、更に財務CFで借金もしています。

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