デイトレードにおいて、よく議論されるのが「1分足と5分足のどちらがいいのか？」という点です。
結論から言うと、初心者には5分足が向いています。
まず、1分足や5分足とは、チャートの値動きを一定期間でまとめたデータです。
1分足は1分ごとの値動きを、5分足は5分ごとの値動きを示しており、5分足には1分足の5倍のデータが詰まっています。
そのため、5分足のチャートは1分足よりも変動が少なく、落ち着いた動きとなります。
◆なぜ5分足が初心者向けなのか？
・信頼度が高い指標
5分足を元に算出されたRSIやMACDといった指標は、1分足に比べて信頼性が高いです。
これは、5分足がより多くのデータを反映しているため、ダマシが起こりにくいという利点があります。
たとえば、RSIは相場の過熱感や売られすぎを示す指標ですが、1分足では誤ったシグナルが出やすく、焦って判断を誤ることもあります。
一方、5分足の指標は、より正確な相場状況を反映することが多いため、落ち着いた判断がしやすいです。
・スピード感が適度
1分足は値動きが早く、瞬時の判断が求められるため、初心者にはストレスが大きいことがあります。
逆に、5分足は1分足に比べて動きがゆっくりで、冷静に状況を見極める時間が増えます。
余裕を持ってトレードをすることで、焦ってミスをするリスクが減ります。
◆5分足を使う際の注意点
ただし、5分足にもリスクはあります。スピード感がゆっくりである分、タイミングを逃す可能性もあるため、エントリーやイグジットの判断を遅らせないように気をつける必要があります。
また、長期的なトレンドが把握しにくい場合もあるため、日足や1時間足などのより長い時間足も併用すると、全体の流れを掴むのに役立ちます。
◆結論
初心者がデイトレードを始める際には、5分足の方が安定した判断をしやすく、過剰なストレスを感じずに済みます。
値動きの速さと信頼性のバランスが取れているため、焦らずに確実なトレードを目指すことができるでしょう。
