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「IPO株(新規公開株)」の最初の適正価格の決め方。「適正株価×(1ーディスカウント率)」

解説

IPO株の最初の適正価格は
「適正価格 = 適正株価 ×(1 ー ディスカウント率)」
という計算式で求められます。
「適正価格」を求めるために、「適正株価」と「ディスカウント率」について解説します。


◆適正株価の求め方
適正株価は
「適正株価 = 予想EPS × 類似企業のPER」
という計算式で求められます。

「予想EPS」「類似企業のPER」の2つの要素から、主幹事証券会社が適正株価を計算します。
ただし、主幹事証券会社が計算に使った、この2つは非公開なので、正しい適正株価は個人投資家には算出できません。


◆ディスカウント率について
ディスカウント率は、基本的に20~40%に設定されているようです。
IPO株は、投資家がリスクを負うので、その分割引して売られています。
リスクは2つあります。

  • 上場までに企業の評価が変わるかもしれない(期間リスク)
  • 上場後に取引が少なくて売れないかもしれない(流動性リスク)

投資家はこのようなリスクを負うため、適正株価よりも安い値段で買えるのです。


参考サイト

想定価格の決まり方を解説!
「想定価格」は、「適正株価×ディスカウント率」で決まります!このコラムでは、想定価格を構成する適正価格やディスカウント率の決まり方を紹介中です。
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